青パパの無限増殖ver.187
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お知らせ

ライブドア、楽天にて同じ内容のblogを書いていたものの。三ヶ月の春休み?を過ごす間熟考の末、アメーバblogのみ継続することに。
グルメとは掛け離れた文学、映画、音楽、政治、経済と人文を網羅したblogを。ようやく顔を見せた春の陽射しの眩しさに紛れて。日向に日蔭に。

同じ穴の狢

株売ったの?超小口株主の私を気遣ってか遠きサイゴンよりもアルキストからメールが。その数時間後には件の会社社長が刑事容疑者として報道される。何故こうもみんな判官びいきなのでしょう?監督すべき金融庁、融資していた金融機関、上場させた証券会社、東証にも落ち度はあるはずなのに。

「私を会員にするクラブには入りたくない」。心の内ではそう考えている相手を入れてしまえばクラブの規律が乱され、手痛いしっぺ返しに遭ってしまう。実刑判決を下される可能性も色濃い様相を呈し。かなり先の未来、娑婆に戻ってきたら次の事業は新興宗教。「お金で何でも買える」発想を自戒を込めて糾弾する。お布施させて資金を集め、因果応報が繰り返され…宗教学を専攻してたいた刑事容疑者の卒論のテーマは「新興宗教とインターネット」だった訳で。司法の判断を見守る以外に関心が持てないのではなく、揚げ足取りにも似たマスコミの報道姿勢に食傷気味なだけ。

大鹿 靖明
ヒルズ黙示録―検証・ライブドア

株式市場に平穏が訪れるのは厳冬が終わるよりずっと後でしょうけど。

或いは「アニーホール」

「私を会員にするようなクラブには入りたくない」
大写しになったウディ・アレンが独特の言い回しでグルーチョ・マルクスのジョークを投げ掛け、「アニーホール」の幕は上がる。
証券取引法違反容疑で強制捜査を受け、連日マスコミを踊らせる、その会社は入会したばかりの財界クラブに同じジョークを投げ掛けたかったのかもしれません。
鋭角に下落した株価、同時に失われた(かのように思える)時価総額について、単なる非現実的数字以外の感想を引き出せない見出し、映画館の待合室で蘊蓄を語る大学教授の前にマクルハーンを引き合わせたい。メディアは抱え込んだ権力を表層だけでのみ行使し、危ういデマゴーグ或いは一過性のアジテーションを垂れ流しているに過ぎない、と。
小出しで提供される検察の情報についてしたり顔にコメントする専門家(らしき人々)より、その愛称を商標登録した青年に残された時間は多く、能力を発揮しうる領域は広いはずなのですから。
法律のフィクションを最大限利用して造られたカリスマの城を支えていたのも彼らが入会しているマスコミクラブであり、功罪は決して少なくないはず。
ウディ・アレンはラストでもう一度同じジョークを繰り返す。老夫婦がホテルのレストランで出された食事の不味さに閉口するもう一つのジョークと共に。私たちは口煩いホテルから出るべきなのでしょう。
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ウディ・アレン コレクションBOX

落城の日

夢うつつにキャスター、アナウンサーがいささか声高に証券取引法違反容疑で六本木ヒルズに構える会社へ家宅捜査が入ったニュースを伝える。日付が変わる間際に帰宅する生活ではテレビで詳細を知りえない。ブログで有名なポータルサイトからは速報を拾えるのみで。
ネットの波はいつもと変わらず凪いだまま。無責任な言葉の破片が浮かんでいる。
クリスマス一緒に株主総会へ出席したMちゃんからメール。株価が最高値を示していた時期と一致し、ふてぶてしさと才気走る早熟さを放つその代表取締役の一挙一動に沸く会場の熱気に気圧されもし。
超小口株主の私は漠然と転落する英雄の人生を描くワンシーンのようだ、と呟いてみる。まだクライマックスまでは遥かに遠く。プレリュードが奏でられたに過ぎないのに。
「株価は半額以下になるかその前に監理ポストに入るでしょう。」
返送したメールには先走りと慎ましやかな断りを入れ。過剰に演出されたニュースは優美さとは掛け離れ、手垢にまみれた常套句、紋切り型に終始する。
真実が歪曲され情報が過度に膨脹され電波にネットに流されるのは見るに堪えない。朝刊一面を占領したその会社が犯した疑いのある違法な商行為にも似て。
ローズマリ サトクリフ, Rosemary Sutcliff, 山本 史郎, 山本 泰子
落日の剣〈上〉若き戦士の物語―真実のアーサー王の物語

一足お先に

年末年始と悩まされた風邪から逃れたと思いきや。急激な気温上昇に紛れて、如実に抵抗力が落ちた身体へ襲い掛かる花粉症。兎の眼は腫れ上がり、鼻は終始ぐずつき、喉は僅かな埃、煙で癇癪を起こす。

風邪がぶりかえしただけなら容易に原因は探れそうなのに。特定の誰かから伝染されたとか。応急処置にマツキヨで目薬を購入し、赤みと腫れを抑え。帰宅後、ハウスダストの舞い上がる部屋で懐かしい文庫を手に。

「合言葉は勇気」。気恥ずかしいタイトルを前にしてもなかなか読んだ記憶が蘇えらない。辛い時には橋本治!特効薬というよりは常備薬。疲れた心と病んだ身体に。真夜中になっても咳は治まらない…掃除が緊急に必要かも。

ポニーキャニオン
合言葉は勇気 完全版(1)

遅れて遅れて

謹賀新年。今年も厳冬に身体を丸くしている青パパをよろしくお願いします。
ここ何年も不義理に年賀状を書いていないな、と自嘲気味にポストを開ける、と。四日過ぎから数葉の年賀状が。年末に送った携帯メールのお返し?
仙台在住の幼なじみから一葉、盛岡在住の高校の部活仲間から一葉、神奈川在住の大学の寮の後輩から一葉…
皆さん、仲睦まじく細君や猫と一緒にフレームに収まる。笑顔、笑顔。一人独身貴族の後輩は富士山登山の記念写真。負けぬ劣らぬ笑顔。
来年こそはきちんと葉書で返事を書こうと誓う元旦過ぎの絵に描いた餅。
技術評論社
酉年版 日本の美を伝える 和風年賀状素材集 和の趣

伝染るんです

年越し、三が日を酒杯を重ね過ごしたI君から有り難いお年玉。実に五年ぶりに風邪で寝込む異常事態。健康を過信してはいけないとの警告?
年越しを含めて当の本人からはずっと「元気なさそう」と言われて。
同席していたNさんは風邪を寄せ付けない溌剌さを誇示。店で年越しなんて初めてかも、なんておっしゃっていましたが。サイゴン、バンコクでは数回バーの中で年越しをし、日本の正月に思いを馳せ。
帰国し地に足を着けてしまえば緩やかに年末を過ごす至福が訪れ。数日苦しんだ後、懲りずに?I君と席を同じくす。本人いわく、彼の風邪ではないとのこと。あの咳、あの熱、あの痛みはいずこより?喉元過ぎればなんとやら…
吉田 戦車
伝染(うつ)るんです。 (2)

新しい年の祈りを

不信心だろうと敬虔だろうと、平等に新しい年は訪れ祈りは捧げられる。
歩いてすぐ御霊神社の階段を登り、家族友人諸氏の健康幸福を祈り。去年の東京大神宮と同じく。実家に送るペットの御守りを購入。もっとも元旦は昼過ぎに売切れで二日も足を運び。
二日、飲み友達二人は関帝廟で願掛けしていましたが、遠目に眺めるだけ。近所へ心ばかりの配慮?おそらく同じお祈りしかしないでしょうけど。
遠きサイゴンのUさんからは元旦メール。今年は地道な生活者でありたい、と誓い。祈りも誓いも願いも人の心より生まれ、育まれていく。優しき愛の雨が降り注ぐ中で。
松本 侑子
光と祈りのメビウス

なんとなく年越し

今年最後の営業を終えて、オーナー、ご主人、常連のお客さんとささやかな忘年会。最後はお決まりのカラオケ。「オリビアを聴きながら」を練習したいというオーナーの声を遠く耳に残して。いつの間にか眩しい朝日が。
昼過ぎに起きて最後の出勤。店の備品、カーテンや椅子カバーを洗濯し、昨夜の煙草の香りが残るカウンターを軽く掃除。一年お疲れ様の感謝の念を込めて。
紅白は敬遠して格闘技を観ながらうつらうつらしている内に年越し蕎麦を食べようとお誘い、最終バスで戸塚に降りて。一足先に来ていたI君と乾杯。スクリーンでは「Dynamite」、矢沢永吉の雄姿に上がる歓声、やがて来るカウントダウンヘ向けて、闘いの拳が交わり火花が散る。環境に優しいクラッカーの轟音と共に。
キャロル, 矢沢永吉, 大倉洋一, 内海利勝
キャロル20 ゴールデン・ヒッツ

聖夜を越えて

男三人肩を並べ、ジョージ・マイケル「ラストクリスマス」の歌詞に秘められた真の愛について語った夜は。店で食べ放題のクリスマスケーキには手をつけず、カウンターでひたすら焼酎のボトルを軽くして、最後は光ゲンジを歌って終わったような。
いつも通りの時間に目を覚まし、向かった先は品川。超小口株主にも株主総会の招集通知が。待ち合わせたMちゃんはデジカメまで携え準備万端?
新高輪プリンスへ続く人の波を眺め、やがて自らも追随することに。何か大切なイベントが他にもあるような?
受付を済ませ、ボールペンをMちゃんにプレゼント。会場は既に見渡す限りの人、人、人…株主は当然と謂おうか年輩の方が多い。今年の話題を総浚いした人物が姿を現す、と。一斉に焚かれるフラッシュの嵐、議事進行を見ていると、微笑ましい初々しさ、生徒総会や学生の集会の如き。
一時間ほどで会場をいで、隣のパシフィック東京へ移動。入って三方が庭に囲まれたレストランで遅い昼食。
流行語大賞も受賞し毀誉褒貶の激しい人物について感想を述べている最中。友人からメール。
スポーツ紙の一面を占拠していた競走馬のレース結果。大半の人が溜め息をついたであろう、あの。幸い?に予想は的中、馬券は買った?つもり。
今年話題の一人と一頭に振り回されたクリスマスを鮮やかに彩るイルミネーションが点灯され。やがて舞い降りる夜の帳。
Sony/Columbia
Ladies & Gentlemen: Best of
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