私的師走 | 青パパの無限増殖ver.187

私的師走

「想定内(外)」は「小泉劇場」と共に流行語大賞。ブログで使ったそれらの言葉が善くも悪くもこの国のこの年を象徴している訳で。この年が終わる前に総括する意味でもブログを読み直さないといけません。
定期的な更新を怠った「サイゴン再訪以後」については言い訳のしようもありません。ただ思いつくままに題材を並べ、組み合わせる以外の様式で書いていくのも来年への課題ですし。柔らかな「制約」にすら屈しそうな状態で続けるよりは、新たな創造的な「制約」を愉しむ余裕が欲しい。
口をついて出るのが反省と自戒ばかりでは「救い」がない。中途半端な抽象論に終始しては曖昧に難解なだけで。
年末に忸怩たる思いをしない伏線として脈絡もないブログを。怠惰にかまけた空白を埋めるのが、「対立構図の明確さ」「多数派の排除」「新たな少数派の出現」を内包する流行語へのアンチテーゼであるように。

小林 信彦
現代“死語”ノート〈2〉1977‐1999